来月 9 月は大型連休がありますね。
よく利用するオンラインショップから、来月のお休みのお知らせが来ていました。今月お盆でずいぶん休んだのにまた休むんだ。そう思いながらカレンダーをめくってみると、第 3 週に赤い数字が 4 つ並んでいました。土曜日お休みの方は 5 連休。実に 6 年ぶりのシルバーウィークの発生です。
どうしてこのような連休になるのか。その仕組みをご存知でしょうか?
9 月のカレンダーを見てみましょう。
連休はこのように構成されています。
ハッピーマンデー制度の導入により、敬老の日は現在では 9 月第 3 月曜日になりました。そして今年の秋分の日は 23 日水曜日。前後を祝日に挟まれた日が祝日でない場合、その日は休日になるというオセロみたいなルールがありますから、火曜日は国民の休日に。こうして大型連休が発生するのです。
秋分の日は、秋分点 (黄道と天の赤道との 2 つの交点のうち、黄道が北から南へ交わる方の点) を地球が通過する日のことで、何月何日と固定されてはいません。というわけで、秋分の日がいつになるか次第で、その年にシルバーウィークが発生するか否かが決まります。
具体的には、秋分の日が、
この 2 つの条件を満たした時にシルバーウィークが発生します。
シルバーウィークは昔はありませんでした。なぜなら、ハッピーマンデー制度も祝日間の休日化という規則も存在していなかったからです。
では、これらの制度はいつから適用されたのでしょう?
1998 年と 2001 年の法改正により、以下のように祝日が移動しました。
前後を祝日に挟まれた平日は国民の休日とすること。これは、1985 年 12 月 27 日に改正された国民の祝日に関する法律 (祝日法) で定められました。
元来はゴールデンウィーク中の飛び石連休の解消目的だったそうです。
以上、来月の大型連休についてのあれこれでした。
ちなみに今年の次に到来するシルバーウィークは 2026 年になりそうです。11 年後、良い思い出として振り返られるような連休を来月は過ごしたいですね。