インドで生まれ、イギリスを経由し、明治時代に日本にやってきたカレー。もはや原型をとどめていませんが、私達の口に合うように良い感じに改良が加えられ、いまでは普通に食卓に並ぶようになりました。
失敗しにくく嫌いなひともまずいないこの料理は、アレンジがしやすいため、家庭の味というのが様々あると思います。
カレーの隠し味に何をいれる? といった問いは定番でしょう。
伝統的調味料であるしょうゆは、カレーの隠し味によく使われます。しょっぱくなりそうなイメージですが、試しに入れてみてください。しょうゆ味にはなりません。コクが加わります。
ウスター・中濃・とんかつソースどれでも構いません。ソースを入れると、酸味が付きます。カレーと酸味というと、食べたことない人にはイメージがわかないかもしれませんが、野菜ごろごろのカレーと相性がよいです。入れすぎると本当に酸っぱくなるので注意。
言われるまで、にんにくが隠し味扱いだとは思っていませんでした。私は玉ネギを炒める時に、ローリエとともに普通に加えています。その効果は、味が濃くなること。コクと表現するのは何か違うような気がします。
にんにくが隠し味であるのなら、ショウガだって同じカテゴリーでしょう。刺激がアップするはず。でもそれを実感できるほどには大量には入れないはず。味というより効能担当でしょうか。なお、カレーの黄色っぽさを担当しているターメリックは、ショウガの仲間です。
チョコレートを割入れるのも定番です。コクがでます。普通の板チョコで構いません。
インスタントコーヒーを入れると、苦味が加わり、コクがでます。入れすぎるとコーヒーの味や香りに支配されることになるので、少しずついれて、味見しながら様子をみると良いでしょう。
騒動のあった創味シャンタンDX、あるいは味覇。これは中華スープペーストなのですが、カレーと相性が抜群です。中華料理の味になってしまうわけではないのでご安心を。
隠し味というか、スープの素のパワーアップ版みたいな存在ですから、コンソメやブイヨンを入れている人は、こちらだけ入れるという使い方になると思います。
ちなみに私のおすすめはインスタントコーヒーです。それも苦さを売りにした商品。入れすぎには注意しましょう。