つい先日、茨城県の海水浴場に鮫が現れたというニュースがありましたが、今度は静岡県焼津市の沖合で目撃。現在、発見場所近くの海水浴場は遊泳禁止になっています。
遊泳禁止の措置が取られているのは、
この 2 つ。お出かけ予定の方は市のサイトなどをチェックしてください。
焼津市の浜当目海水浴場のページには、以下のように書かれています。
浜当目海水浴場は、10日から遊泳禁止中です。
「沖合いでシュモクザメが発見されたため遊泳禁止の措置を取っています。
ご理解、ご協力をお願いします。」
シュモクザメは漢字では撞木鮫と書きます。撞木とは、鐘を鳴らす時に使う丁字型の棒のこと。丁字ではありませんが、お寺にある大きな鐘をゴーンと突く時のあのぶら下がった棒も撞木です。
というその名の通り、頭は撞木型。丁字の左右の先端には目と鼻孔がついていて、なかなか印象的な容姿をもつ鮫です。英語では金槌に見立てられ、ハンマーヘッド・シャークと呼ばれます。撞木というより、掃除機を私は連想します。
名前はともかく、このシルエットには皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか?
シュモクザメはいわゆる人喰い鮫ではありませんが、人を襲ったケースもあり、死亡事故も少なからず報告されています。
基本的には沖合に生息し、浅瀬には近づかない種だそうです。報道では、2 匹が目撃されたとありましたが、この鮫は群を成して行動する習性をもつため、もっと多くの数が泳いでいるかもしれませんので注意が必要です。
以上、静岡県焼津市の沖合でシュモクザメが目撃されたというニュースでした。件の浴場へ行く予定を立てている方は続報に注意してください。
それにしても、ハンマーの先に付いた左右の目に世界はどのように映るんでしょうね?
8/14 追記 : 今度は神奈川県茅ヶ崎市沖合でハンマーヘッドの群れが目撃されています。