道路に緊急着陸した小型飛行機パイパー・チェロキー。ラッシュアワーの交差点を滑走も怪我人なし

クレーン車やショベルカーが、普通の車と同じように車道を走っているのを見るにつけ、違和感のようなものを覚えるのは私だけでしょうか？

海外だと、そのような重機だけではありません。戦車が乗用車と併走している。ヘラジカがぴょんこぴょんこ駆け抜けていく。老婆が全力疾走している。そういったどこかシュールな映像を、テレビやネットでご覧になった方も少なくないことでしょう。

そんな光景がまた一つ。アメリカの道路を滑走して行ったのは、なんと飛行機。それもラッシュアワー中の出来事でした。偶然にもドライブレコーダーに記録されたその映像をご覧ください。

道路を滑走するパイパー・チェロキー

場所は、カリフォルニア州アーバイン。現地の日刊紙「The Orange County Register」によると、操縦していたのはインストラクターと生徒。小型飛行機が緊急着陸したのは、平日午後 6 時 18 分という混雑する時間帯だったそうです。幸いにも怪我人は誰一人出ていないとのこと。

信号待ちをしていて、あんなふうに飛行機が滑走してきたらびっくりしますね。

以上、ラッシュアワー時刻の道路に緊急着陸した小型飛行機のニュースでした。

動画で分かりますが、なんてタイミングの良い信号なのでしょう！　一つ間違えば大惨事になってたかもしれません。

調布市の小型飛行機墜落事故もパイパー機でした。日本では、軽飛行機全般をセスナ機と呼ぶことが少なくありませんが、セスナ機はセスナ社の、パイパーはパイパー社の軽飛行機です。