今日も元気よくヒヨドリは、早朝よりけたたましく鳴き散らし、夕方に去っていきました。
ほんの少し前まではそんなことがなかったのに。私の部屋はマンションの 9 階です。ヒヨドリは結構高くまで飛んでくる。しかも勤勉なことに、月月火水木金金のスケジュールでやってきます。
ヒヨドリはベランダではなく、廊下側の手すりがお気に入り。そして私室は廊下側に面しているため、ほとほと困っています。あまりにひどい時は部屋から出て追い払っていますが、この鳥頭め、しばらくすると戻ってくるのです。
もしかしたら同じ階の住人が餌付けでもしているのかも? とも疑いましたが、そのような事実はなく、ヒヨドリはプライベートで来訪しているようです。
実際、お隣さんも困っていた模様。そこで一計案じ、手すりの上に糸を張ってみようということになりました。
柵の端の支柱からテグスをピンと張り、もう一方の支柱へ結びます。これで鳥は手すりに停まることができないはず。
結果としては、ひとまずは上手くいきました。停まろうとした瞬間にヒヨドリはバサバサと羽ばたき空中で急停止し、向こうへ去って行くのを観察できました。
しかしあくまでもこれは物理。テグスを張った場所のみに現れる効果でした。上や下のフロアでピヨピヨしている声が部屋に届いてきます。傍で鳴かれるよりはマシですが、作業中だと今でも厳しいものがあります。
なお、鳩には無効でした。器用なことに、普通に手すりに停まっててくてくと歩いていました。
ヒヨドリ対策に糸を張ることはたしかに効果がある。ただし、糸のない所に移動するだけなので、マンションなどでは少し遠ざかるだけになるかもしれない。
それと、このアイデアは部外者には危険かもしれません。たとえば運送屋の兄ちゃんが一息ついて手すりに手を置こうとするかもしれない。怪我しなくてもびっくりすることでしょう。スマホを手に持っていたら落としてしまうかも。なにか他により効果的な対策があったら良いのですが。