登場するのは、いかにも冒険小説にありそうなキーワード群。
もうこれだけで物語が浮かびそうですね。しかしこれはフィクションではなく現実のお話。
ポーランドで、ナチス・ドイツの黄金列車が発見されたと大騒ぎになっています。
1945年の第二次世界大戦終結間際にナチスドイツが保有していた金塊(現在の価値で約2億ドル分)を満載したまま、ポーランドで行方不明となっていた軍用列車がポーランドの南西にあるヴァウブジフ市の廃墟となったトンネルの中で発見されていたことが26日、同市による発表により明らかとなった。(略)
ヴァウブジフ市では、昔からナチスドイツの財宝がどこかに隠されているといった噂が流布し、これまで多くのトレジャーハンターが財宝の在り処を求めて、探索を続けていたが、これまで実に70年に渡って、このナチスの財宝を搭載した軍用列車の存在は、発見されることなしに、廃墟となったトンネルの奥に埋もれていた。(略)
なんでも、お宝を発見した 2 人のトレジャーハンターは、元ナチス兵の死に際の証言を頼りにして探し当てたのだとか。彼らは現在、発見した財宝の 10% の報奨金を支払い求めているそうです。
ナチスの黄金列車が発見されたかもしれないというニュース自体は、すでに先週のうちに報道されていました。なぜそれから時間が掛かっているのか。それは以下のような事情からです。
列車を発見したとする2人はドイツ人とポーランド人で、バウブジフ市に今月報告していた。地元メディアは先週、2人は発見物の評価額の10%が得られる保障がなければ、正確な発見場所を明かさないと主張したと伝えていた。
ちなみに、トレジャーハンターが要求しているこの 10% というのは暴利ではなく、ポーランドの法律に則った数値だそうです。
以上、ポーランドでナチスの黄金列車が見つかったというニュースでした。
報奨金 10% というと、その額およそ 2,000 万ドル! 今のレートで 24 億円以上。なんとも物凄いお宝の発見となりました。70 年ものあいだ見つからず、しかし噂だけは伝わっていたということがこの話に興を添えていますね。
そして連想せざるを得ないのが徳川埋蔵金。こちらはどうなったのでしょうか……。