サッカー欧州 4 大リーグは、先週に一足早く開幕したプレミアリーグに続き、ブンデスリーガが本日スタート。来週にはリーガ BBVA とセリエ A の第 1 節が行われます。
プレミアは、レスター・シティ FC に岡崎慎司選手が移籍したことで日本での注目度が高まりました。岡崎選手は開幕節サンダーランド戦で先発フル出場。ゴールこそありませんでしたが、攻守に貢献し、アシスト未遂などの見せ場もあり、次の試合の期待をさせるのに十分な内容でした。
レスターは第 2 節でウェストハム・ユナイテッド FC とのアウェーゲームを行います。
試合開始時刻は、日本時間 8 月 15 日 23 時。J SPORTS 4 で生中継があります。
ところでレスターは、快勝となった第一節の後に残念な報道がありました。岡崎選手と共に先発出場し、先制ゴールを決めた FW ジェイミー・ヴァーディ選手による人種差別行為です。
英紙『ザ・サン』によると、同選手は市内のカジノで日本人に対する蔑称を使い、東アジア人とみられる男性客を数分間に渡って罵り続けたとのこと。
ヴァーディ選手はその報道後すぐに謝罪を行っていますが、処分は保留されていました。
レスターは 13 日、クラブ公式サイトでヴァーディ選手の処分を発表しました。
問題となっている事件の一部始終をはっきりさせ、ジェイミーの即座の謝罪を考慮した結果、クラブはヴァーディに“相当額”の罰金と、規定された人種多様性理解のトレーニングプログラムを科しました。ジェイミーは、クラブ、自身のプロ精神、そしてレスターのコミュニティに対する責任を再認識しています。罰金は地元のチャリティに寄付する予定です
ラニエリ監督も「出場停止処分などは科さないと明言」しています。
「ジェイミーはみんなに謝罪した。シンジとジェイミーの関係は良好だよ。私としては、これで一件落着だ」と、ヴァーディと岡崎の関係に問題は無いと語った。
以上です。
プレシーズンでの騒動で 3 選手が解雇処分を受けた事例に比べると、相当に寛大な措置がとられました。レギュラー選手を外したくない。そのような事情がもっとも勘案されたのではないでしょうか。
次戦の相手ウェストハムは前節でアーセナルに勝利しています。ラニエリ監督が「これで一件落着」と語ったように、後はピッチ上でのプレーに集中してほしいですね。
レスター vs ウェストハムは、日本時間本日 23 時キックオフ。